得点力に差がつく解き方

得点力に差がつく問題の解き方

試験まであとわずか。
本番では、いかに今の実力を十分に発揮できるかが合否のカギを握ります。
そこで、今日は同じ実力でも、得点力に差がつくところ、ここをご説明したいと思います。

●ケアレスミスをしない

いわずもがなですが、ケアレスミスほどもったいないものはありません。
本当は正解できたはずでも、そんなことは得点には一切考慮されません。

一番ありがちなミスは、間違っているのものを選ぶ問題で、正しい肢を選択してしまうことです。
「間違っているものを選べ」とあったら、問題文の冒頭に大きく「×」をつけてから、各肢を検討していきます。
このとき、正しい肢に「〇」をつけると、それが正解の肢だと勘違いし易いので、私は正しい肢には「OK」という印をつけています。
そして最後に、問題文の冒頭につけた「×」と、各肢につけた印を照らし合わせてから、マークシートに記入します。
このように意識的に手順を踏むようにすることで、ケアレスミスを防ぐことができます。

●問題を解く順番と経過時間を決めておく

一般に、試験の点数は、出題する順序を入れ替えることで上下させることができます。
単純な話、難しい問題を何問か連続させると、その次にある普通の問題の正答率を下げることができます。とりわけ本試験のような緊張する場面では、その効果が如実に表れます。

このことを受験生側に立ってみると、問題の解く順序を変えることで、試験の点数を上げられるということになります。

本試験で最初に出題される基礎法学は、例年、2問中1問が解きにくい問題となることが多い科目です。最初に解きにくい問題にあたると、焦りが出てきがちです。基礎法学に苦手の意識のある方は、憲法から始めるのもよいと思います。

また、時間に余裕をもって解きたいのは、配点の高い記述式と文章理解です。

記述式については、ある程度、問題を解くペースを掴み、落ち着いてきたところで、取りかかるというのがよいと思います。
具体的には、択一式の行政法まで解いたら記述式に移り、そのまま行政法の記述式→民法の記述式→民法の択一式に進むというのが、自然でやり易いと思います。
また、文章理解も問題文が長いことから、試験終了時刻が迫りくる中で解くのは得策ではありません。時計を睨みながら長文を読み解くのは、精神的な負荷がどうしても高くなります。
一般知識等は、点数を取りにくい問題が多く混ざっていますので、一般知識等に入ったら、最初に文章理解を解いて、確実に2問ないし3問を正解できるようにする、というのがよいと思います。

いずれにせよ、あらかじめ解く順番と、それぞれの科目のおおよその経過時刻を設定しておきましょう。
経過時刻については、マラソンで正確にラップを刻むようなイメージではなく、あくまでも目安です。そうでないと経過時刻を設定したことがプレッシャーになってしまいます。
最終的な見直しの時間を5~10分ぐらい確保した上で、だいたいの時間を割り振っておく、ぐらいの感じで考えてみてください。

●わからない問題に対する対応の仕方で差がつく

わからない問題に遭遇したときのポイントは2つあります。

1つ目は、全部の問題を解こうとしないことです。
考えても解けない問題に時間をかけてはいけません。こりゃダメだなと思ったら、スパッと切り替えて次の問題に進んでしまいましょう。解かずに進めば、その分、時間を捻出することができます。
そして捻出した分の時間を、文章理解のように、考えたら解ける問題に使うことです。

受験生が迷いがちなのは、もう少し検討したら正解できそうな気がするときです。こういう気分というのは結構、魔物です。問題と解きながら、こういう感じが連続していくとドツボにはまりかねません。

そのための対処法として有効なのがパス権の設定です。
自分なりに問題を解かずにパスする権利をあらかじめ設定しておきましょう。
全体の6割を正解すればよいのですから、法令の択一式なら5問ぐらいパス権を設定しても大丈夫です。
パス権を設定しておけば、検討に時間を無駄に費やさずにすみます。
そして最後まで問題を解いて時間が余ったら、パスした問題に戻って解く、その程度でよいと割り切ることです。

2つ目のポイントは、5択のうちにわからない肢があったら、わからない肢を一旦、棚上げにし、そして、わかる肢だけを検討してみることです。

ここで、わかる肢だけで正解が出れば、もちろんそれでよし。
もし、わかる肢が全部不正解だとわかったら、次の段階でわからない肢を検討します。
仮にわかる肢が3つ、わからない肢が2つの場合、一般に検討すると正解は5分の1の確率ですが、わからない肢だけに絞った段階で正解は2分の1の確率までアップします。
わかる肢とわからない肢を意識的に分ける、この意識の切り替えが大事です。

そして、わからない肢が2つのうち、正解はどちらかという二者択一になったら、最初に正解だと思った方を正解にします。人間の勘は、最初にピンとくるところに現れるからです。
いずれにせよ検討しても正解が判別つかないのですから、ここで悩んではいけません。このようなときは最初にピントきた方を正解にするという風にルール化をしておくことが有益です。

残すところわずかになりましたが、最後まで悔いのないようにしっかりと問題に向き合ってください。
今までやったことをすべて出し切りましょう!

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