平成30年度行政書士試験 問題56没問の記述式の採点への影響
平成30年度行政書士試験の合格発表がありました。
合格率は12.7%。
受験者39,105人に対し、4,968人の合格者でした。
問題56が没問になり、受験者全員に4点の配点が与えられると
発表されたときから、記述式の採点が気になっていた方も少なくなかったと思います。
が、蓋を開けてみれば、あの問題で合格率12.7%。
とすると、記述式の採点が没問が生じたことを受けて、採点を厳しくした
ということはなかったように思います。(本当のところはわかりませんが)
多少の調整はあるのかもしれませんが、基本的には、
当初設定した採点基準にしたがって、淡々と採点されたのではないでしょうか。
受験生からしますと、とかく合格率に目を奪われがちになります。
が、試験委員としては、毎年、同しぐらいのレベルで問題を作ろうとしていると
思われます。
毎年、同じレベル程度を目指して問題を作成し、あとは合格率の結果を見て
次年度のレベルを調整しようとしている、というのが実態に近いはず。
そうしますと、受験生として注目すべきことは、合格率よりも
平均的な合格者像になります。
合格者平均得点 197点(前年度 200点)
この数字が大事。
没問の4点がありますから、本当は、合格者平均は195点ぐらい。
したがって合格者でも65%の正答率なんですよね。
どうやって早く、確実に65%を正解できるようにするか。
私は、記述式対策がカギだと考えています。
今の行政書士試験の問題を見る限り、記述式で安定して得点できる力を
身に付けることで、安定的に65%の得点が可能になるはず。
なぜなら、記述式こそ、法的思考や法律の構造の理解を
ダイレクトに問うものになっているからです。
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