平成29年度行政書士試験講評ー多肢選択式
●全体 ●基礎法学 ●憲法 ●行政法 ●民法 ●商法 ●多肢選択式 ●記述式 ●一般知識等
■多肢選択式
問題41と問題43は最高裁判例の補足意見が素材になっています。では、この補足意見を勉強しておくべきなのかというと、答えはノー。出題者側は、現場で解く力を試そうと出題している問題だと思います。
ただ、補足意見そのものは知らなくても、そこでのテーマについてどのようなことが問題になっているのかという一般的な理解は必要です。そういう意味でも、とにかく暗記しようではなく、何が議論になっているのか、議論にあたってどういう要素が問題になるのかということを踏まえながら、理解する勉強を大切にしていただきたいと思います。
問題42は、文章量に対して空欄が多い分、テクニックが必要です。空欄を頭から順番に埋めようとしないこと。わからなくても一旦は最後まで読んでみて、そこからフィードバックして、入り易い空欄から埋めていく。こういう練習をやっていたかどうか、だと思います。