平成29年度行政書士試験講評ー民法
●全体 ●基礎法学 ●憲法 ●行政法 ●民法 ●商法 ●多肢選択式 ●記述式 ●一般知識等
■民法
問題27は社団と組合の問題。比較的マイナーなところですが、平成26年度に同様の問題が出題されたばかりで、かつ、組合せ問題なので、やっていれば解けたかなというところです。
解きやすい問題なのは問題30ぐらいで、あと問題29も組合せ問題なので正解できるかなというところ。問題32は過去問もあるので正解したい問題です。
問題28、31、33、34と見ていくと、民法で安定的に点数を獲れるようになるには、相当程度勉強が必要だというのがよくわかります。
問題35になると、肢1と肢2までは絞れたけれど・・・、という方が多かったのではないでしょうか。
択一は総じて相当程度の知識のレベルが要求されています。これに対し、後で述べるように記述式は基本問題です。基本をしっかり身につければ、民法全体としてはそれなりに得点できるようになっています。すべての年度がそうだと言いきれるものではありませんが、記述式で書く内容の方が基本的であることが多いです。ここは1つポイントになります。