平成29年度行政書士試験ー合格発表を受けて

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■平成29年度行政書士試験 合格発表を受けて

本日(1月31日)行政書士試験の合格発表がありました。

申込者数52,214人、受験者数40,449人、合格者数6,360人。
合格率は15.72%でした。

平成18年度から新試験制度になって合格率が15%を超えたのは初めてです。

確かにあまり迷うような問題は少なかったので、合格率アップは予想していました。が、合格率10%未満の年度と比較して、合格率15%という数字ほど、問題が簡単になったわけではないと考えています。

合格率アップの要因は、いくつかあったと思います。
全体として標準的な問題が揃っていたことのほか、平成29年度の試験の特徴としては、
・記述式の問題が明快なものであった。
(配点が大きいので、結果に大きく影響します)
・一般知識等で組み合わせ問題が多く、解きやすかった。
ということが挙げられます。
そして、忘れてはいけないのは、継続的に受験者のレベルが(おそらく)少しずつアップしているということです。

受験者のレベルについて言及すると、下位層が受験から外れていく傾向にあります。

平成29年度の行政書士試験の申込者数は5年前比で31%減、10年前比で37%減。これに対し、受験者数は5年前比で33%減、10年間比で38%減。
申込者数の減少割合よりも、受験者数の減少割合の方が大きいです。

少しずつとはいえ、10年近くこの傾向が継続しています。
申込者数5万人以上の母集団の中で1%といえど500人以上になります。これがじわじわ続いているのですから、影響しないわけはありません。
受験者全体において、ある程度できるレベルの層の割合が増えていると思われます。

合格率15%という数字は、そういう条件の中で現れた数字といってよいでしょう。

ただ、実際に数字として15%を超えると、数字のもつ意味が大きくなるのは避けられないと思われます。

来年度の試験は、出題者側としては、合格率10%あるいはそれ未満を目指して問題を揃えようと考えるのが自然です。
当然、細かい知識問題、ひっかけ問題も増えてくることが予想されますし、また、問題の内容というより、聞き方で工夫してくることも考えられるでしょう。

では、合格するためにどのようにしていくのがよいのか・・・。

私は、あえて難易度にとらわれることなく、普通に勉強しましょうと申し上げたいです。

行政書士試験の配点は全部で300点あります。
ところが合格者の平均点は、今年度200点、昨年度190点です。
えげつない言い方をすると平均的な合格者は7割未満しか得点できていないということです。

そして、個々の問題の内容を検討していったとき、この程度の知識は必要だ、これぐらいは現場で考えて正解して欲しいという"標準的な問題"は、どう見ても7割以上あります。

ですから、そういう標準的な問題を"確実"に解けるように準備していく。そういうことです。

行政書士試験に合格すると、実に幅広い分野にわたって仕事をすることができます。そして、専門性を高めていくことで、業務の可能性はさらに大きく広げていくことができます。それはけして他士業に劣るともまさらないものがあります。

時間的な制約等、さまざまな環境や事情もあるかとは思いますが、チャレンジしがいのある試験です。自らの可能性を伸ばし、社会で専門性をもって活躍するために、来年度の試験に向けてがんばっていきましょう!

 平成30年1月31日 葛原 久美

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